絵本「かぞくがのみすぎたら」

絵本「かぞくがのみすぎたら」

「かぞくがのみすぎたら」
(原題:When Someone in the Family Drinks Too Much!)

アルコール依存性の親を持つ子どもたちに向けた絵本です。

かぞくがのみすぎたら

去年、この本の日本語訳版を作るためのクラウドファンディングに参加しました。
本が出来上がったとの事で、私の元にもリターンの一冊が送られてきました!

両親の不仲、家庭内暴力、虐待、アルコール依存・薬物依存など…。
親に問題のある家庭で育つ子どもは「こんなことが起こるのは自分が悪い子だから?自分のせい?」と無意識に自分を責めてしまい、自己肯定感が持てません。

守ってくれるはずの親が守ってくれない。安らげるはずの家で安らげない。
でも親に愛されたい・親を傷つけたくないと思うので、誰かに相談することもできず。傷ついた心を抱えたまま、逃げ場のないその家で成長していく。

とても つらいことだと思います。

かぞくがのみすぎたら

この絵本はそんな子どもたちに向け、素敵な絵に乗せてアルコール依存性についての正しい知識と、「あなたが悪いんじゃない」というメッセージが込められた本です。

届いたこの本は、しばらく私の手元に置いたのち、図書館に寄贈しようと思います。
親の行動のせいで生きづらいと感じている子、昔そう感じて大人になった人。たくさんの人の手に届きますように。

Peace.

かぞくがのみすぎたら