京都府中丹教育局さまからのご依頼で、中丹地区視覚障害者社会教育指導者研修会で『心の防災ヨガ講座』をさせていただきました。
会場は京都府舞鶴市。自宅から往復7時間の電車の旅!
一口に「視覚障がい」といっても、全盲の方、弱視の方、色盲色弱の方、視野が狭い方、近づいたり拡大すると視える方、点字を習得している方そうでない方など、ニーズはさまざまです。
講座内容や資料を準備するにあたり、いろいろと調べて考えさせていただきました。
負担が少ないようスライドや配布資料は簡潔に。
アニメーションや画像は使わず、大きめの文字で文字数少なめ、可読性の高いゴシック体を使用、読みやすく且つコントラストが強すぎないよう黒文字に薄いグレーの背景・・・など配慮させていただきました。
京都府中丹教育局さまの方で、点字資料も用意していただきました。
どれだけ準備してもすべての人にとって完璧ということはないかもしれませんが、なるべくわかりやすくお伝えできていれば良いなと思います。
災害への心構えや、災害時に起こる心理状態、熊本地震での災害関連死の事例(原因として避難生活での肉体的精神的負担が大きいと言われています)などから、「命を守る」には身を守るだけでなく心も守る必要性があることをお話させていただきました。
お話の後はセルフケアとしての椅子ヨガの体験。
こちらも視覚障がいの有無にかかわらず、目を閉じていても言葉の誘導だけで動いていただけるような声かけを心がけました。
ヨガは運動不足解消やエコノミークラス症候群の予防にも効果がありますが、今回は『心の防災』なので特に自分を労る、自分に優しくするという心と身体への働きかけを大切にお伝えしました。
災害時だけでなく、日常から習慣にしておくことが何よりも大切です。
参加者のみなさんの心地良さそうなお顔が嬉しく、一番楽しんだのは私自身かもしれません!
ご参加いただいたみなさま、ガイドヘルパーのみなさま、いろいろとご準備くださった京都府中丹教育局のみなさま、本当にありがとうございました。
Peace.